スロ43 2027 (1/80・16.5mm) トップページ   目次ページ




 「401集」という本があります。 出版社は機芸出版社で初版は昭和35年(1960)10月ですが、 手元にあるのは昭和42年(1967)10月の3刷です。 「あとがき」によれば、昭和25年(1950)1月号から昭和33年(1958)12月号まで連載した 「プロトタイプガイド」と「タイプを求めて」を中心に編集したもの、とあります。 この時代の鉄道模型趣味には模型参考資料だけでなく、ニュース的な実物記事が掲載されていました。
 さて、この401集に近代化改造されたオロ35形が紹介されています。 アルミサッシにHゴムのデッキドアと近代的な姿が気に入り、 小高模型のプレスボードキットから製作したものです。 当鉄道では長く現役を続けていたのですが、 未熟ゆえ車体に歪みがあるし、台車は天賞堂のドロップ製のTR23、 ちょっと見劣りが気になっていたので、アクラスから発売になるとすぐに手に入れました。



購入はしたものの、太いアルミサッシが気に入らず現役登録が見送られていましたが、 広島の「まろねふ」さんから情報があり、試してみました。 アルミの窓枠は左右と上が細いのですが、左の画像の製品の窓枠はこれが再現されていませんし、 銀色の色合いが光っていて窓枠が目立ちすぎます。
まず銀色をガンダムマーカーの消しペンで落とし、左右と上は烏口を窓枠の外側の角に当て、 エナメル塗料のフラットアルミで色をいれたのが右の画像です。 窓枠の表面の内側の部分には色が塗られていないのですが、 不思議と気になりません。これであれば許容範囲です。



当鉄道は東北がテーマなので、オロ35形に電気暖房を装備して形式が変わったスロ43形としました。 便所・洗面所窓はエコーモデルのパーツに交換したのですが、 奥まってしまうのが欠点です。



屋根はスエード調塗料、ガーランドベンチレーターはKATOのパーツに交換してあります。 全検直後のイメージで屋根とホロは明るい灰色としたのですが、 少し明るすぎたかもしれません。
(2024年3月 H・T)





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