(4) 見上げる「だるま」
昭和60年4月21日 屋根はベンチレーターの上からシートがかけられているようです
常磐線の馬橋駅に鉄道用品という会社がありまして、「古枕木あります」
なんて 看板が出ていたりします。 ここに郵便車のだるまさんがいることは
前から知っていたのですが、常磐線って 近くて遠いこともあり、現役の客
車を追い掛けている時期には足が向きませんで した。
ある日、友人から「馬橋に郵便車がいた」と情報が入りました(鉄道用品
が 解体を請け負っていたようです)。解体前の捕獲と「だるまさん」と目
的が二つ になったので、やっと重い腰をあげて写真を撮りに行ってきました。
普通の「だるまさん」は地べたに置かれているので視線が低くなるので
すが、 ここの「だるまさん」は高いところに置かれているので見上げるよ
うになります。 この車はマユ33ですが、4個並んでいるはずの右側の明か
り窓が2個しかあり ませんので、区分棚を撤去して郵袋室に改造した100番
代ですね。線路際の建物 の反対側に置かれていて車窓からは見えないので
すが、風の便りでは姿を消してしまったとか・・・ (2004年12月 H・T)
馬橋駅側にはスユ16が2両。まだ車齢は若いのですが、早くも痛みが目立ちます。