上越線清水峠



 昭和47年の夏休み、友人と二人で上越線の列車を撮りに行った。夜行列車で越後湯沢まで行き、そこから1日掛けて越後中里まで歩きながら列車の写真を撮った。
 当時、昼間の定期旅客列車は特急が181系や485系、急行が165系、鈍行が新潟色の旧型国電と全て電車で運転されていた。一方、貨物列車は通し運転のEF15やEF65の前に、全てEF16の補機がつき重連運転となっていた。EF16は長岡運転所に4輌(11,12,30,31)、水上機関区に10輌(21-29)が配属されていた。
 上越線清水峠は昭和6年の開通当時から電化されており当初は最新鋭のED16が 配属され使用された。戦後は回生ブレーキを装備したEF16が峠越えの補機として 活躍していたが、1980年EF641000番台の登場により上越線から姿を消している。

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